経済生活

Vie économique

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【太陽エネルギー】Photowattが、リヨン地方から技術イノベーションを発信

Photowatt社は、35年の実績を誇るフランス太陽電池業界のリーダー企業だが、このリーダーとしての地位をより確かなものにするために研究活動をさらに強化している。 リヨン近郊、ブルゴワン・ジャリウーの CAPI 地区(ポルト・ド・リゼール都市共同体) に位置しているEDFエネルギーヌーヴェル社の子会社である当社は、100%フランス技術による太陽光発電装置を開発・製造している。 Photowatt 社は、フランスの太陽電池業界の唯一の総合メーカーである。つまり、同社はこれらのモジュールのすべてのコンポーネント(インゴット、ウエハー、セル)を製造している。 中国が独占しているこの分野で、Photowattは技術革新の能力を発揮している。同社の競争上の優位性:ソーラーパネル市場に出回っている競合製品と比較して高収率 (平均15.7%に対して17.75%)。 このために、同社は、継続的な改善によりさらにエネルギー効率の高いセル開発を行うために、R&Dに大規模な投資を行っている。 このようなリーダー的地位を今後も維持するために、Photowattは、主力製品である電気自動車向けのソーラー充電システムOmbriwattに力を入れていく予定だ。このシステムは、ブルゴワン・ジャリウーのPhotowatt工場で実験され、そこから10km離れたヴォー・ミリューの組み立て工場に環境に優しい仕方で供給されている。 リヨン近郊に位置するPhotowattは、フランス最大のエネルギー・電気生産を誇るローヌ•アルプ地方という、ダイナミックな経済環境の恩恵を受けている。環境とエネルギー転移に関連する新しい政策により、太陽エネルギーは、今後の活動及び地域の雇用創出の観点からみても、将来の有望分野である。
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ジェンザイムが、リヨン・ジェルランのサイトでの事業を強化

サノフィグループの子会社ジェンザイムは、希少疾患、腎臓疾患、移植及び外科に特化したバイオテクノロジー企業である。その活動はバイオ医薬品の研究、臨床試験、治療薬の製造・販売のすべてのステップをカバーしている。ボストンで1981年に設立された同社は、現在、5大陸に進出し、世界中で10,000人を越える従業員を抱えている。 ジェンザイムは、これらの治療薬の生産拠点をグローバルネットワークとして展開している。リヨンには、特定の生産ユニット、ジェンザイムポリクローナル(Genzyme Polyclonals)がある。ここでは臓器または骨髄の移植拒絶を防止するポリクローナル抗体のサイモグロブリンのみを生産している。 同生産ユニットは、リヨン・ジェルラン・バイオディストリクト地区に2011年に進出し、このほど抗体製造のための国際保健機関の許可を取得した。ジェンザイム・ポリクローナルは、リヨンの生産ユニットで年間2万本を生産し、65カ国に供給することができる。同社の創業の地マルシー・レトワールの生産拠点は、2015年10月前に閉鎖される。事業全体はリヨン・ジェルランのサイトに統合され、従業員300人になる。 また、パートナーシップの一環として、ジェンザイムは、メリュー研究所の子会社であるバイオテクノロジーのトランスジェン社の下請けとして機能し、ウイルスベクターを製造する。これは、トランスジェン社が、癌および感染症の免疫治療を開発する上で必要とするものである。サノフィとトランスジェンは、このために 2016年にリヨン•ジェルランに1200㎡の新たなバイオ生産ユニットを建設する予定だ。ウイルス治療の最先端技術を用いるこのプラットフォームでは、トランスジェン向けの活性成分の生産を行い、またジェンザイムが現在開発中の他の治療薬も製造される。

[不動産]ヒカリ、リヨン最初のポジティブエネルギービル!

  リヨンにおける持続可能な発展の新しいシンボル「ヒカリ」プログラムのビルが、この夏に完成する。 日本の建築家隈研吾によって設計されたこのビル群は、Bouygues Immobilier SLC、メトロポール・ド・リヨン、NEDO (日本の公的機関・新エネルギー産業技術総合開発機構)、そして東芝とのパートナーシップから生まれた。 日本語で「光」を意味するヒカリは、消費を上回るエネルギーを生みだすよう設計されている。つまり、エネルギー消費量 1400 MWh に対して、それより 0.2% より多くのエネルギーを生産する。このビル全体は、革新的な技術と環境デザインの利用により成り立つもので、自然光を最適化し、低消費電力を可能にする。現在の熱に関する規制基準に比べると、「ヒカリ」は、最大60%まで消費低減を可能にする。 総面積13 000 m²に達するのビル集合体は、3つの建物から構成される。 「ヒガシ」(日本語で「東」)は、5 500 m² のオフィスビル。 「ミナミ」(「南」)は、3 400 m² 住宅ビル。 「ニシ」(「西」)は、オフィス (2 600 m² )、屋上の4つのヴィラ (700 m²)、そして3つの建物の地上階の 1 000 m²の商業地区から成る複合ビルである。 建物は、再生可能エネルギーの3つの源によって供給される。...
Cluster Rhône-Alpes_ Eco-Energies

ローヌ アルプ エコ エネルギー クラスターが、リヨン コンフリュアンス地区に進出

来たる9月7日、ローヌ アルプ エコ エネルギー クラスターが、リヨン コンフリュアンス地区の新しい建物をお披露目する。この地区の選択は、エネルギー効率分野で実験的な地区の中心に拠点を構えたいとするクラスターの考えを表すものだ。 ローヌ アルプ エコ エネルギー クラスターは、ビルのエネルギー効率分野でフランス初のクラスターである。2006 年にローヌ アルプ地方の主導で創設されたこのクラスターは、800 以上の公共および民間の同分野の関係者、200 人の会員から成る専門家ネットワークから構成されている。このネットワークの共通の目的は、環境に優しくエネルギー効率の高いビルの建設、改修および管理である。 また、このクラスターは技術革新を特に重要視し、「高エネルギー効率インテリジェントビル」の分野に投資する、ローヌアルプ地方のイノベーション地域戦略の一環である。 エコ エネルギー クラスターは、複数の手段により地域経済の発展に貢献する。例えば、補完的なスキルやサービスを持つ企業をネットワーク化し、国際見本市への参加機会を提供するほか、革新的あるいは共同プロジェクトへの支援などを行う。 クラスターの会長のシルヴァン・ブレンは、クラスターの企業が、エネルギー転移に関する法律を基盤にして活動できることを指摘する。「ビルのエネルギー効率及び再生可能エネルギーは、この法案内で明確に認識されています。これは、7年前に決定されたこのクラスターの活動内容が、市場や社会全体の期待に完全に応えているものであることを示しています。」
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スマート・エレクトリック・リヨン: メトロポール・ド・リヨンの革新的な実験

2012年以来、25000人の個人と100の企業・地方自治体が、ヨーロッパでもユニークなスマート ソリューションの実験を行っている。それがスマート・エレクトリック・リヨンである。この実験は、2017年6月に終了する予定で、その後は、より大規模に展開されるメトロポール・ド・リヨンのスマートシティプロジェクトに組み込まれる。 スマート・エレクトリック・リヨンプロジェクトは、消費者である顧客に、明日のエネルギー ソリューションの実施において当事者としての役割を与えるものだ。つまり、使いやすさを向上し、エネルギー消費を管理する画期的な設備機器やサービスを提供する。 EDF(フランス電力公社)のディレクターは次のように述べている。「1年を越える実験の結果、消費の実態に関して参加世帯の人々の意識は高まりました。実験参加の25 000 世帯で 1年間に記録された電力消費量の減少は、300 世帯の消費に相当します。」 スマート エレクトリック リヨンは、 EDF SA がコーディネートしているが、21のパートナーから構成される。つまり電気通信分野の15の産業パートナー(EDF、シュナイダーエレクトリック、オレンジなど)、そして公共機関の6団体(メトロポール・ド・リヨン、リヨン大学など)が、スマート グリッドに関するADEME(フランス環境・エネルギー管理庁)の公的利益への呼びかけに応えたものだ。 スマート エレクトリック リヨン プロジェクトは、メトロポール・ド・リヨンにおける通信機能を備えたメーターLinkyの実験的導入によりスタートした。ERDFによって開発されたこのメーターは、消費者の生活を容易にするために設計されている。つまり、このメーターは、技術者の物理的な介入を必要とせずデータの送受信を可能にするものだ。すでに2009年から2011年に試験的に導入されている Linky だが、2015年末から各家庭に取り付けられる。目標は、古いメーターの90%を交換すること。 官民協力の結果生まれたスマート エレクトリック リヨンは、インテリジェントなソリューションを開発して、リヨン地方に導入していこうという、地域関係者の強い意志を表している。
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がん研究:CLARA(リヨン・オーヴェルニュ・ローヌアルプがんセンター)がリヨンでの研究を強化

  ローヌアルプ・オーヴェルニュがんセンター(CLARA) は、2003年に地方の関係者 (自治体、OMS世界保健機関等)の率先で創設された研究拠点である。この拠点の目的は、ローヌアルプとオーヴェルニュ州における腫瘍学を、2州の学術・臨床・産業パートナーと緊密な協力の上で強化させることである。このセンターの存在及びその活発な活動により、このがん研究は今やリヨンにおける科学研究を率いている。CLARAは、つい最近、2015年から2017年の期間に、国立がんセンター (INCA) による認定が更新されたばかりだ。 数字で見るCLARA 創設以来、1億8000万ユーロの財政支援が、自治体やINCAにより割り当てられてきた。 サポートされている162プロジェクト、そのうち113がリヨンのプロジェクト 過去10年で、CLARAは研究者の数を倍増し、現在3200人の科学者を抱えている。 関係企業70社 4つの大学拠点 (リヨン、グルノーブル、サンテティエンヌ、クレルモン・フェラン) を中心に、がん研究の専門家のネットワーク がんと闘う2つのセンター 169の科学イベント 腫瘍学分野で活動する企業の進出が200%増大   CLARAのサポートするプロジェクトの中でも、その成功とその発展において他を抜きんでているものがある。それは、リヨンに2004年に設立され、ジェルランに生産拠点をもつ、バイオ医薬品のエリテック・ファーマ(Erytech Pharma)である。同社はがんの分野、特に、急性白血病そして一部の固形腫瘍の分野で革新的な治療法を開発している。2016年の半ばに予定されている最初の治療薬の商品化を前に、3000 万ユーロの資金を調達したエリテック・ファーマは、米国でのプレゼンスを強化し、そして現在の研究をさらに発展させる予定だ。 腫瘍学研究の手本としてのリヨン リヨンは、 2015年に50周年を迎える国際がん研究所 (CIRC)を含む多くの国際的機関を擁している。世界保健機構のこの組織は、がんに関するデータ収集、研究の立案開始、協力の調整などを行っているが、今後2020年までに、リヨン・ジェルランのバイオディストリクト地区にその新しい本部を開設する。この地区は、CLARA癌センターに隣接し、バイオメディカル分野のイノベーションの中心である。12500 m ² の未来の建物は、現在のフランス血液機構(Etablissement Français du Sang)の場所に建設され、オフィス、科学研究を目的としたサンプル及びバイオデータに関する独立機関のバイオバンクを含む。4800万ユーロのプロジェクトだが、国が1700万ユーロ、ローヌアルプ州が1300万ユーロ、リヨン・メトロポールが1800万ユーロを拠出する。
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産業:フランス、そしてリヨンで発展を続けるABB

エネルギーと自動化技術の世界的リーダー、スイスの ABB グループは、フランス市場での発展を最優先課題の一つにしている。実際、毎年、同社は世界中で10億ユーロ、うちフランスに1100万ユーロの投資を行っている。 2014年、フランスでの売上高10%の増加(7億6000万ユーロの売り上げ、うち40%を輸出)を達成した。グループは、5年以内にさらにこの2倍の成長を目指している。 ABBが顧客に提案しているのは、経済活動が環境に与える影響を低減しながら、業績を向上させることである。当グループは、多様な商品を数多くの顧客に提供しているが、例えば、LED電球、産業ロボット、風力タービンのコンポーネントとソフトウェアなどである。 ABBは製品設計のためにフランスに5か所の研究開発センターと6か所の工場を持っている。リヨンの近くシャシゥー市にある工場では、フランス全体の2000名の従業員の内400名が働いている。 4年間で1900万ユーロが投資されたが、それらは製品の製造コストを低減するためのより効率的なロボットの購入であった。ABB フランス・オペレーション責任者ニコラ・フォルミサンは次のように述べている。「工場は成長への下準備が整っています。」 ABB グループは、世界100ヶ国に進出し、14万人の従業員を抱えている。同グループの昨年の売り上げは415億ドルだった。
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太陽エネルギー:リヨンから欧州市場を統括するEnphase Energy

  カリフォルニアのスタートアップ企業Enphase Energyは、太陽光発電部門のマイクロインバーターシステムのトップシェアを誇る。 2010年、フランス、ベルギー、ドイツの子会社を統括する同社が選択したのは、リヨンのサン・テグジュペリ空港ビジネス・ハブだった。 Enphase Energy社の技術は、太陽光発電のネットワーク設備を一新した。そのソリューションとは?この独立したマイクロインバーターはそれぞれのソーラーパネルに適応してエネルギー生産を増大し、システムの設計・設置を簡素化する上に、可用性と信頼性を向上する。また火災のリスクを低減するほか、エネルギー生産管理のインテリジェントな管理プラットフォームを提供する。 2015年6月24日に、Enphase Energyは、フランス市場向けに開発された高品質の太陽光発電システムFreewattの販売を発表した。これは個々のエネルギー消費を最適化することを目的としている。 Enphase Energyの欧州支社は、今日60名の従業員を抱え、2014年度の売上高は3億4390万ユーロである。

エネルギー:ローヌアルプ地域のキャンパスに近々スマートグリッドを導入

  2015年5月初旬、「キャンパス・スマートグリッド・ローヌアルプ」プロジェクトが、他の4つのキャンパスと共に候補地に選ばれた。他の4つのプロジェクトとは、「パリ・サクレーのライブグリッド」、「トゥールーズのネオキャンパス」、「RTI リール」、そして「ニース・ソフィアアンティポリスのスマートキャンパス」である。 経済産業省が検討中のこれらの候補地の案件は、国際的な科学者、スマートグリッドの専門家、政府が立ち上げた産業アクションプランの代表者からなる評価委員会によって選択されたものだ。 「キャンパス・スマートグリッド・プロジェクト」は、「インテリジェント電気ネットワーク」 産業プラン の枠内で、政府が先導するものだ。この応募に答えたのはフランス配電会社(ERDF)で、グルノーブルの大学キャンパスでのプラットフォーム展開を推進し、スマートグリッドの分野において研究と技術革新を目的としている。ローヌアルプス州はこの分野で長い経験を有しており、フランスでの実験的プロジェクトの40%が同州に集中しているのである。例えばリヨンは、Linky というERDFが開発した通信型電気メーターの試験的導入を実施した。 このプロジェクトは、グルノーブル・アルプ大学が共同でサポートするものだが、キャンパスが実験と革新的なソリューションの開発に適した場所であることが示すものだ。これらのプラットフォームは、産業界と学術間の交流を強化することを目的として設計された。 最終的な決定は、2015年9月。ERDFブルゴーニュ・ローヌ•アルプのディレクターによると、「スマートグリッド研究所」がリヨンに設立されるかもしれないということだ 。ジャック•ロンゲ氏は次のように述べる。「インテリジェント・ネットワークを中心に生まれつつあるスタートアップを推進し、進行中のスマートガイドの産業的展開を促進することで、この地方の同分野での卓越性を強化できます。」 スマートグリッド・ネットワークは、インテリジェントと呼ばれている。それは、情報通信技術を利用することで、効率的に生産者と消費者の行動を統合することが可能となり、同時に低コストで持続可能なエネルギーを供給できるからだ。エネルギー転換の重要な要素であるこれらの将来のソリューションは、長期的な展望のなかで捉えるべきもので、フランスにおける電気と情報通信技術の発展の鍵となるものだ。
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エア・カナダが、リヨン-モントリオール線を開設

エア・カナダは、リヨン-モントリオール線の開設を発表した。この2都市間を結ぶ路線は 2016年6月17日から、年間を通じて運行予定だ。 エア・カナダは、世界の主要20の航空会社の一つでである。同社は、5大陸で180以上の目的地に、毎日1470の定期便を運航している。 リヨン-モントリオールのダイレクト便は、当面は週5便を予定し、2017年夏からは毎日運行される。使用機種はエアバス A 330-300で、2つのクラスに区分され、国際ビジネスクラスが37席、そしてメインキャビン内には228席が設置される。 この路線は、エア・カナダにとって戦略的なものとなる。リヨンを選択することにより、エア・カナダは、フランスでのプレゼンスを強化し、ビジネス及び観光客を狙った非常に重要な目的地として位置づけている。 ドバイとの関係強化に続き、この新しい路線開設は、リヨン・ サンテグジュペリ空港にとってヨーロッパの主要なハブ空港としての地位を強化するものである。これはまた、リヨン都市圏にとっても北アメリカへのゲートウェイとして良いニュースであり、同時にさらなる経済発展のための駆動力となるだろう。 このルートの開設は、リヨンとモントリオール間の既存の密接な関係を強化し、これは「30年来の、緊密な経済学術文化交流にるパートナーシップの基盤」のおかげであると、ジェラール・コロン、メトロポール・ド・リヨンの会長は述べている。