Lyon, France

2016年の「光の祭典」は、開催場所をプレスキル地区と中心街の一部に限定し、警備体制を強化して行われたが、質の高さを保持したイベントとなった。40を超える作品が、リヨン市民および世界中から訪れた多くの観光客の目を楽しませた。「光の祭典」に出品された作品は、12月8日~10日までの3日間、リヨンの街を明るく彩った。今年の作品は、プレスキル地区および旧市街に設置され、フルビエールの古代ローマ劇場も今回初めてライトアップされた。すべての作品は、「光の祭典」公式サイトにて見ることができる。

「光の祭典」は、リヨン経済にとって重要なイベントとして位置づけられている。2016年の当イベントに充てられた予算は260万ユーロと推定されており(LyonMag)、それを上回る経済的利益が見込まれている。当イベントでは、民間企業が資金の半分を負担しており、機材の貸し出しや、自社の持つ技術力を提供するなどしてイベントを支援している。2014年の「光の祭典」開催期間中は、ホテルの予約率が83%を超えていた。リヨンのイルミネーションは、世界中の観光客を魅了している。レストランや商店は、当イベント中に普段の4倍の客を迎える。

2016年の「光の祭典」は、縮小しての開催であったが、結果的には成功したイベントとなった。30万人を超える人がサン=ジャン大聖堂に映し出された映像を見て、72万人の人がテロー広場でのショー「Sans dessus, dessous(上も下もなく)」を観賞した。NGO「国境なき電気技師団」支援のために販売されたロウソクは、7万6000ユーロの売上げがあった。また、8万人の人が様々な催しの場所を見つけるためにインタラクティブな地図を利用し、「光の祭典」専用アプリは2万9000回ダウンロードされた。

外国でも「光の祭典」が開催されるようになり、都市空間を演出するリヨンのノウハウが乞われている。ドバイでは2014年に、リヨンが芸術監督として参加した「Festival of Lights(光のフェスティバル)」が開催された。ライプツィヒ、モスクワ、バーミンガムといった他の都市でも同様のイベントが開催されている。また、2017年2月23日~3月11日まで開催される第17回「Monモントリオール 光の祭典」では、リヨン市が特別に招待されている。今年モントリオールは同時に市政375年を祝う。